<情野ソムリエ厳選!>ブルゴーニュの異なる地域の白ワインを飲み比べできるセット。
シャルドネは栽培のしやすさも手伝って、世界の白ワインで最も多く栽培されている品種です。そのシャルドネの故郷は、ブルゴーニュの南に位置する『シャルドネ村』とされていますが、近年までブルゴーニュの畑ではアリゴテ種やピノ・ブラン種などと混植されていました。ですので、実はブルゴーニュ=シャルドネの図式が成り立ったのはここ100年ほどのことと言えるでしょう。
一言でブルゴーニュといっても北から南まで200km以上の距離がある産地ですので気温にも差があり、それぞれの産地にはブルゴーニュ特有のテロワールと言われる風土味がありますので同じブルゴーニュのシャルドネでも産地によって微妙な味わいの違いが感じられるのです。この複雑な違いをあえてシンプルに図式化するのであれば『北の産地は酸味が豊かでキレがある』、『南の産地は果実味がありまろやか』と言えるでしょうか。一方で、クセがなく味わいには安定したまろやかな果実味が感じられるという点は細かな産地を超えてブルゴーニュ・シャルドネに共通する特徴でしょう。今回のこのセットで『クセがなくて飲みやすい誰からも愛されるブルゴーニュ・シャルドネ』の様々な方向性を感じていただけると思います。『白ワインの真骨頂』を実感してください。
![“[ドメーヌ・セギノ・ボルデ]シャブリ](/contents/shop/jalux/img/goods/2997H/2977H_01.jpg)
[ドメーヌ・セギノ・ボルデ]シャブリ 2020
ドメーヌ・セギノ・ボルデはシャブリ北部のマリニー村を拠点とする家族経営のドメーヌで400年以上の歴史を誇る家系です。自社畑の完熟したブドウを使用。長いデブルバージュと旨味を引出す横型タンクによるシュール・リ-熟成で、シャブリらしいミネラルを思わせる風味や酸に加え、アロマ豊かで複雑味、丸みのある味わいです。
〈情野ソムリエのおすすめポイント!〉
みずみずしいピュアな酸味の美しさと気品が際立つ
リンゴの蜜的な香りがあり、ブドウの成熟度合いの高さを実感できる。シャブリはそれほど新樽を使うことがないので、むしろシャルドネのピュアさを楽しむことができるでしょう。味わいもほんのりとした酸味が味わいの輪郭を作ってくれ、コクよりもキレのある味わいです。まったり感が少ないので夏向きの味わい。サラダの様な野菜料理と合わせたい。少し冷やし気味の9度くらいで楽しみたい1本。
●生産年:2020年 ●生産社(者):ドメーヌ・セギノ・ボルデ ●生産国、地域:フランス、ブルゴーニュ ●種類:白ワイン ●ブドウ品種:シャルドネ 100% ●サイズ:750ml ●味わい:辛口 ●合わせる料理:生牡蠣、シーフード
![“[ブシャール・ペール・エ・フィス]マコン](/contents/shop/jalux/img/goods/2997H/2977H_02.jpg)
[ブシャール・ペール・エ・フィス]マコン リュニィ サン・ピエール 2018
創業1731年。コート・ドール中心に約130haの畑を所有する最大級のドメーヌ。1995年にアンリオ家が経営を引継ぎ、最新施設でワイン造りを行う。2015年環境に配慮した農法レベル3の認証を受けました。マンゴーや桃、白い花を感じさせる甘く華やかな香りが立ちのぼり、口当たりは非常にフレッシュでフルーティ。南の太陽を感じさせるワインです。
〈情野ソムリエのおすすめポイント!〉
幅広い料理に合うボリュミーさが身上
ブルゴーニュの最南の地区のシャルドネです。マコンは行政区的にはブルゴーニュ一等地ではないものの、値頃感が強くコストパフォーマンスに優れています。味わいもしっかりとした果実味が感じられ、グラスの中にトロピカルフルーツが入っているかの様です。円やかでクセがなく誰からも好まれる産地。塩味のきいた炒め物(イカの野菜炒め)などと合わせると良いでしょう。気軽に楽しめる味わいで、あまり冷やさないで楽しんでもらいたいワインです。●生産年:2018年 ●生産社(者):ブシャール・ペール・エ・フィス ●生産国、地域:フランス、ブルゴーニュ
●種類:白ワイン ●ブドウ品種:シャルドネ 100% ●サイズ:750ml ●味わい:辛口 ●合わせる料理:チキンやサーモンのクリームソース
![“[ドメーヌ・ジャン・シャルトロン]リュリー](/contents/shop/jalux/img/goods/2997H/2977H_03.jpg)
[ドメーヌ・ジャン・シャルトロン]リュリー ブラン モンモラン 2019
古くからピュリニーに本拠地を置くドメーヌで、創設者はピュリニー村の村長だった時に村名をピュリニー・モンラッシェ村とする正式な許可を得た人物。1988年に植えられた、メルキュレとの境目にある丘の上に位置している「モンモラン」の畑。2006年からはシャルトロンが生産し、樽(新樽率10%)で8ヶ月、タンクで4ヶ月熟成させます。熟した果実とフレッシュさとミネラルを思わせる風味が見事にバランスが取れたワインです。
〈情野ソムリエのおすすめポイント!〉
ブルゴーニュの穴場産地 信じられないぐらいのパフォーマンス
あまり聴き慣れないワイン産地リュリーですが、知られてない割には味わいはびっくりするぐらいしっかりしてます。酸味と果実味のバランスが取れていながらも、酸味がしっかりあるのでキレの良い味わいに仕上がっています。ワインの味わい的には『小柄なPuligny Montrachet』というイメージで、コストパフォーマンスがとても高いです。少し大きめのグラスで香りを十分に引き立たせたい印象です。魚料理全般には相性がよく、クラムチャウダーなど貝類と合わせても楽しめます。
●生産年:2019年 ●生産社(者):ドメーヌ・ジャン・シャルトロン ●生産国、地域:フランス、ブルゴーニュ ●種類:白ワイン ●ブドウ品種:シャルドネ 100% ●サイズ:750ml ●味わい:辛口 ●合わせる料理:天ぷら、塩の焼き鳥
![“[ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ]ブルゴーニュ](/contents/shop/jalux/img/goods/2997H/2977H_04.jpg)
[ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ]ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ブラン レ・クル・エメ 2018
高名な醸造家オベール・ド・ヴィレーヌが1971年に自身のドメーヌとして始めました。1986年からビオロジック栽培に取り組み、1997年に認証を得ています。ブーズロンの小さな谷の斜面にある南向きの7つの区画のヴィエイユ・ヴィーニュをブレンドして造られます。口当たりになめらかさとフローラルを感じ、密度のある力強さを感じます。とても魅力的で、テロワール由来のミネラルを思わせる風味とほどよい樽香とのバランスもよくとれています。
〈情野ソムリエのおすすめポイント!〉
ブルゴーニュの裏庭的な産地、シャロネーズの巨匠が生み出すモンスターワイン
香りが香ばしく、ナッツの様な香りが感じられる。少し大樽で空気を取り入れながら熟成させるとこの様なマロン的な香りが強くでてきます。さすがロマネ・コンティのオーナーが作る味わいはダイナミックです。後味に残る香ばしい香りが感じられて、もうすでに熟成を迎えた。白ワインの風格がしっかり出てきます。後味の部分では舌が乾く様な感覚に襲われるほど非常にドライな印象です。このワインにはキノコ料理は格別に合いそうです。味噌を使った料理とも合います。
●生産年:2018年 ●生産社(者):ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ ●生産国、地域:フランス、ブルゴーニュ ●種類:白ワイン ●ブドウ品種:シャルドネ 100% ●サイズ:750ml ●味わい:辛口 ●合わせる料理:ホワイトソースのグラタン、熟成チーズ